2001年2月20日
これから書くのは何処にでもある話だ。
特別感動する訳でもないし、血沸き肉踊るような話でもない。
真実かも知れないし嘘かもしれない、そんな下らない話だ。
前置きはこの程度にして、はじめよう。
・・・
その女性とはメールで知り合い、友達になった。
彼は久しぶりの休日に映画を観に行く、と書いた。
彼女は最近見に行ってないから観に行きたい、そう返してきた。
最初は独りで行く予定が変わった。
つまり彼は映画を二人で観に行く事になった、そういう訳だ。
映画館の前で、そう約束した。
ぼぅっとしているのも退屈なので隣のゲームセンターに行きUFOキャッチャーをしてみると雪だるまとピングーが取れた、その時彼には幸運の兆しが訪れたように思えた。
彼はぬいぐるみを抱えているからすぐに判る、そう書いた。
彼女は映画館の前に到着した。
彼は聞いた、お昼は食べました?
彼女は答えた、まだ食べていないです。
彼は言った、何か食べたい物あります?
彼女は答えた、何でもいいです。
彼はすぐ目の前にあった店に入りランチをおごった。
彼女は言った、明日から卒業旅行で北海道に行くんですよ。二泊三日で二万数千円安いですよね?
彼は言った、うん安いね。旅行か、いいね。友達と旅行なんて殆ど行かないから。
彼女は聞いた、旅行はキライですか?
彼は答えた、友達とは徹夜でワイワイ騒ぐんで旅行のための財産なんて残らないッスよ。
ランチが運ばれ、会話は途切れる。
彼は聞いた、よく観るTV番組とかありますか?
彼女は答えた、その時やってたものを観るので・・・
好きな本とかあります?
目が疲れるので・・・
・・・
・・・
ランチは終わり、映画館へと歩く。
彼は言った、結構緊張する方なんですよ。
・・・
映画は終わり互いに軽く頭を下げて帰った。

話の要点はランチを聞かれて「何でもいいです」って言われると死にそうな気分になるって事だ。
心の動きは、メモに。

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